弁護士の窓からBlog

鳥人間コンテスト

先週水曜日に鳥人間コンテスト2013が読売テレビ系列で放映されていました。

この大会は、人力飛行機で琵琶湖を飛ぶというもので、毎年夏に彦根市の松原水泳場で開催されています。第1回大会は1977年に開催され、現在は、速さを競う人力プロペラ機タイムトライアル部門、距離を競う人力プロペラ機ディスタンス部門、そして、同じく距離を競う滑空機部門の3種目が存在します。

私は、小学生のころからのこの大会のファンで、毎年夏の終わりに放送されるこの番組を非常に楽しみにしていました。飛行機は揚力で飛ぶということも、この番組で知ったと思います。私が子どものころに特に印象的だったチームは、滑空機部門で活躍されたTOA鳥人間の会や、人力プロペラ機部門で活躍されたチームエアロセプシーといったチームでした。特に、チームエアロセプシーは、1995年に大会初の琵琶湖北岸到達に成功し、その記録は、当時としては信じられない快挙でした。 その後も記録は伸び続け、現在の大会記録は2008年に東北大学Windnautsという学生チームが達成した36km。因みに、最近出場しないなあと思っていたチームエアロセプシーは、現在は世界記録の達成に挑戦されているというから驚きです。

以前から、実際の大会をこの目で一度見てみたいと思っていたのですが、念願叶って昨年から大会を観戦しに行くようになりました。 そこで、テレビではあまり分からないことに2点ほど気がつきました。

まず、1つ目は、大会関係者以外の純粋な観客は、思ったより少ないということです。昨年は、周辺駐車場が混んでいるだろうと思い、公共交通機関を利用しましたが(彦根駅から松原水泳場までは徒歩で30~40分ほどかかる。)、大会が既に始まっている午前8時半ころでも駐車場はまだ空いていました。こんなに楽しいイベントなんだし、もっとたくさん人が来てもおかしくないのになあ。なお、会場周辺には屋台はなく、コンビニもないので、食料は事前に買っておく必要があります。

2つ目は、観覧席の一体感です。テレビにも写っていますが、会場にはひな壇式の観覧席があります(入場無料)。この観覧席は、実況を行うスタジオのすぐ横にあり、また、飛行機が離陸するプラットホームも全て見えるので、観戦するには最適な場所です。そして、観覧席にいる人たちは、皆わざわざこの大会を見に来るだけあって、飛行機が着水しそうになると、思わず「頑張れー!」などと声を上げたり、立ち上がって応援したりします。そうすると、応援の輪が自然とできあがっていきます。こうした応援の一体感を味わえるのも、この大会の醍醐味だと思います。

今年は、大会1日目(人力プロペラ機タイムトライアル部門と滑空機部門)のみ観覧に行きましたが、一番機のフライトが午前7時半で、最後の飛行機のフライトが午後5時過ぎだったので、その間まる10時間ほど外にいたことになります。おかげで風呂に入れなくなるほど日焼けをしてしまいましたが、夏のいい思い出になりました。

興味のある方は、ぜひ来年の大会を見に行かれてはいかがでしょうか。

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